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ローリングストック?効率的な防災備蓄方法

ローリングストックは今や常識!無駄なく備蓄する方法

所要時間:約5分

ローリングストックは常識になりつつある

ローリングストックは、定期的に賞味期限が近い非常食から消費して、飲食したぶんを新たに買い足していく備蓄方法です。この方法は、国をはじめ全国の各自治体でも普及に力を入れています。

今やローリングストックは常識となりつつあり、自治体は当然ながら、企業、学校、病院から老人ホームに至るまで、ローリングストックをするところが増えています。もし、まだローリングストックを実践していない場合は、ぜひ取り入れることをおすすめします。

どの位の備蓄量を保つべき?

備蓄量は、帰宅困難者対策条例の「1人当たり3日分」を基準にして考えます。大規模な災害で、帰宅の見通しが全く立たない状況も想定すると「人数×7日分が理想」です。

3日分を考えるなら、1日1人当たり「非常食は3食×3日=9食、保存水は3L×3日=9L」になります。下記の、帰宅困難者対策条例の記事もチェックしてみてください。

無駄のないローリングストックのコツ

帰宅困難者対策条例に基づく「人数×3日=9食分」の備蓄を想定すると、6~7ヶ月と定期的に食べる日を決めて、非常食「1食分」を消費します。そして、足りなくなった分を買い足して補充します。

非常食や保存水は、ほとんどが最低でも5年保存できるので、6~7ヶ月に一度の消費で、約5年後にちょうどそっくり入れ替わります。これなら、一度に出るコストもそれほど負担になりませんし、いざというときに、賞味期限が切れていたり、ストック不足も防ぐことができます。

ただし、レトルト食品やフリーズドライ食品など、1年保存の非常食もありますので、賞味期限に合わせて消費する間隔を決めてください。

ローリングストックで非常食を日常的なものにする:まとめ

このように、ローリングストックで「非常食を食べる」ことを日常的にしておくのが、昨今、自然災害が増えている日本において、これからの自治体や企業、各団体の基本姿勢になると思います。理想は多めに1週間分が良いですが、最低でも人数×3日分を備蓄しておけば、比較的低コストでまわせるので、今のうちから備蓄サイクルを習慣化しておくことを強くおすすめします。

ローリングストックにおすすめの非常食

ローリングストックを取り入れて、非常食を定期的に消費するなら、せっかくですから美味しい非常食を選びたいところです。また、子供からお年寄りまで、安心して食べられるものがより好ましいですね。

非常食は、これまでのようにあまり美味しくないというイメージを払拭するような、いつでも食べたいと思えるクオリティのものが出てきています。そこで、特におすすめの非常食をいくつかご紹介します。

備蓄deボローニャは、非常食パンとしてはハイレベルな味の美味しいしっとりしたデニッシュパンです。そのためか、大変な人気があります。ローリングストックで消費する日が待ち遠しくなるのはもちろん、女性社員にも好印象です。オリジナルラベルの作成も可能で、絵柄、社名、連絡先、防災に役立つ有益情報などを記載すれば、効果的なアピールや情報提供など啓蒙にも役立ちます。

尾西食品のアルファ米は、純国産米100%を使用していて、非常食でも美味しく食べられます。阪神淡路大震災のときも出荷されている実績があり、日本災害食認証も取得しているので信頼性も抜群です。当店でも、特別支援学校などに納品しています。

同じく尾西食品の非常食ですが、こちらはより軽量コンパクトで携帯性に優れているのがメリットです。もちろん純国産米100%のおにぎりなので、当然ながらおいしいです。

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