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【扇子の歴史】扇子が日本の夏に使われる理由と世界の歴史

日本の夏は、暑くて湿気が多いのが特徴。そのため、日本では涼をとるために扇子が扱われてきました。世界でも、古代から現代に至るまで「美術品、儀式用具、コミュニケーションツール」等として扱われてきた歴史があります。

この記事では、日本でなぜ扇子が使われ始めたのかや、また世界における扇子の歴史もまとめています。

日本で扇子が使われ始めた背景

主に、以下のような要素が組み合わさり「扇子を使って涼をとる日本の夏の文化」が成立しました。現代でも、扇子は祭りや花火大会など、夏のイベントで広く利用されています。

日本の気候 日本の夏は、暑くて湿気が多いことが特徴。このような気候条件のもとで、人々は熱中症を防ぐためや、暑さをしのぐために、扇子で涼をとり始めた背景があります。また扇子は、簡単に手に入る素材で作れるため手軽な道具として広まりました。
日本の建築様式と生活スタイル 日本の伝統的な建築様式は、木造であり、風通しが良くなるように設計されています。また、畳敷きの部屋で床に座る生活スタイルが一般的でした。これらの要素が、扇子を使って自然な風を作り出す方法として機能しました。
扇子の美的要素 日本の扇子は、美しい絵画や詩が描かれ、装飾が施されていることが多いです。そのため、扇子は単なる実用品としてだけでなく、美的要素を持つアイテムとしても人々に愛されました。
社会の階層構造とファッション 平安時代以降、日本の社会には明確な階層構造がありました。貴族や武士が風流を好むようになり、扇子は風流や雅な文化を象徴するアイテムとなりました。また、扇子は、着物や帯とともにファッションアイテムとしても扱われるようになりました。

日本で扇子が使われる場面

成人式 成人式において扇子は重要な役割を果たしています。扇子は、着物のデザインや色合いに合わせて選ばれることが多く、成人式の華やかな雰囲気にマッチします。今でも、扇子は成人としての品位や優雅さを示す象徴的なアイテムとして使用されます。
卒業・卒団式 卒業・卒団式は、学生や団体メンバーが新たなステージに進む節目の行事です。このような特別な場で、扇子は品位や優雅さを示す象徴的なアイテムとして使用されます。扇子を持つことで、自分たちが学校や団体に対する敬意を表し、新たな道への進出に向けて品位ある姿勢を示すことができます。
お祭り 日本の夏は祭りの季節でもあります。祭りでは、浴衣や甚平を着て踊りや遊びを楽しむ人々が扇子を持って涼をとります。また、扇子は祭りの雰囲気を盛り上げる小道具としても使われます。踊り手が扇子を使って踊る姿は、日本の夏の風物詩となっています。
花火大会 花火大会は日本の夏の風物詩のひとつで、多くの人が浴衣を着て楽しむイベントです。花火大会では、扇子を持って涼をとる姿がよく見られます。また、扇子には花火のデザインが描かれたものもあり、夏の風情を感じさせるアイテムとなっています。

扇子の歴史

扇子の歴史は古く、多様な文化にその起源が見られます。扇子は、暑さをしのぐためや、儀式や芸術において重要な役割を果たしてきました。

古代エジプト時代(紀元前3000年頃) 扇子の最古の形跡は古代エジプトに遡ります。王族や高官が使用し、儀式や日常生活で重要な役割を果たしていました。扇子は象牙や羽根で作られ、権力の象徴とされていました。
古代中国(紀元前2000年頃) 扇子は古代中国でも非常に人気があり、主に竹や木、羽根、布で作られていました。扇子は美しい絵画や詩が描かれることが多く、芸術的価値が高まっていきました。団扇(うちわ)と折りたたみ扇子の両方が発展しました。
古代インド(紀元前500年頃) インドでも、扇子は宗教儀式や王族の間で人気がありました。扇子は主に羽根や竹で作られ、宗教的な象徴とされていました。
古代ギリシャ・ローマ(紀元前500年頃) ギリシャとローマでは、扇子は主に羽根や布で作られ、儀式や日常生活で使用されていました。また、劇場での演技にも用いられました。
日本(平安時代以降、紀元前794年~) 日本では平安時代から扇子が広く使われるようになりました。団扇や折りたたみ扇子があり、美しい絵画や詩が描かれることが多かったです。また、宮廷の儀式や舞踊、茶道など様々な場面で使用されました。江戸時代には、庶民にも扇子が普及し、多様なデザインや形状が生まれました。
ヨーロッパ(中世~ルネッサンス) ヨーロッパでは、12世紀頃から扇子が広まり始めました。特に16~17世紀のルネッサンス期には、扇子は社交の場で重要なアクセサリーとなりました。絵画や彫刻が施された美しい折りたたみ扇子が登場し、貴族や上流階級の女性たちに人気がありました。また、扇子のデザインや装飾が洗練され、金や銀、宝石が使われることもありました。
バロック・ロココ時代(17世紀~18世紀) バロック・ロココ時代には、扇子のデザインがさらに豪華で繊細になりました。扇子は社交の場でのコミュニケーションツールとしても用いられ、扇子を使った独特のジェスチャーや言語が生まれました。この時代の扇子は、絵画や彫刻が施され、レースやリボンなどの装飾が加えられたものが一般的でした。
19世紀~20世紀 19世紀から20世紀にかけて、扇子は徐々にアクセサリーとしての役割を終え、実用的なものとしての需要が高まりました。産業革命によって、より手頃な価格の扇子が大量生産されるようになり、一般の人々にも広まりました。また、東洋のデザインや文化に対する関心が高まり、アール・ヌーヴォーやアール・デコ時代には、東洋の扇子がヨーロッパで大変人気がありました。
現代(21世紀) 現代では、扇子は主に暑さをしのぐために使われる実用品として認識されていますが、芸術品や伝統工芸品としての価値も持ち続けています。また、伝統的な舞踊や茶道、結婚式などの様々なシーンで引き続き使用されています。扇子は、その美しさと実用性を兼ね備えた、世界中の人々に愛されるアイテムとなっています。

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