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企業向けに非常食の備蓄ポイントを徹底解説!詳しい解説とともにオススメの非常食も紹介!
この記事では、企業が非常食を備蓄するとき「非常食を選ぶポイント、従業員数や備蓄スペースの違いによる選び方や買い方」といった基本を解説していきます。備蓄を検討中の方、特に時間ばかりかかって中々決まらないという方は参考にしてください。
当店では、企業をはじめ官公庁・施設等へ、非常食や保存水を納品しています。その中で、特にオススメの非常食や保存水もご紹介します。
非常食を選ぶときのポイント
非常食の目的は、災害で動けない状況のときに必要なカロリーをしっかり摂れるかどうかです。美味しいものを選ぶことも大切ですが、その前に抑えておく重要なポイントがあります。これは企業に限ったことではありません。
カロリーを確認する
一日に必要なエネルギー量は、基礎代謝や体重で変わってきますが「1500kcal~2000kcal」、必要な水分は「1.5リットル」です。非常食は基本的に高カロリーのものが多いですが、購入前に摂取できるカロリーはどの位かチェックしておくことが重要です。
賞味期限を確認する
保存期間が3年あれば入れ替えの手間はそうかかりませんが、賞味期限が過ぎたことを忘れることがあるので注意しましょう。また、少しずつ消費しながら期限の新しいものに入れ替えていくローリングストック方式なら、6ヶ月程度でも大丈夫です。
水・電気・調理器具無しで食べられるものにする
災害時は、水や電気が一時的に使えなくなることがあります。取り出してすぐに食べられる形態のものを優先的に選びたいところですが、飯物の場合、残念ながら水が必要になるものがほとんどです。保存水も一緒に備蓄しておけば特に問題ないとは思います。缶切りなどの器具が必要になるものも避けた方が無難です。
アレルギーがないか確認する
従業員の中には、特定の食べ物にアレルギーを持っている人がいるかも知れません。購入前に必ず確認しておきましょう。非常食の中には、特定原材料等27品目不使用のアレルギーに配慮したタイプもあります。
バリエーションを考えて備蓄する
同じものを食べ続けると、ストレスで体調不良になる方もいます。また、栄養が偏ることもあるのでバリエーションを増やしておくことも大切です。
従業員1人あたり3日分の備蓄が基本
内閣府の「帰宅困難者対策のガイドライン」によれば、備蓄量の目安は3日分とされています。ただし「それ以上の備蓄についても検討する」との記載があることにも注意です。
確かに、3日で状況が落ち着く(帰宅できる)という保証はありませんし、帰宅できない状況が伸びる可能性を考えると、備蓄量を少しでも増やしておいたほうがより安心なのは確実です。ただ、最初のステップとして備蓄を始めるのであれば、まずは3日分で構わないと思います。
購入額をシミュレーションしてみる
仮に「従業員10人で3日分」の非常食と保存水を購入した場合、費用はおよそどのくらいになるでしょうか。一人1日あたり「1600kcal、1.5L」が必要と考えると、10人3日分で「48000kcal、45L」ほど必要になる計算です。以下、一例になりますので参考にしてみてください。
商品名(入数) | 購入数 | 総カロリー・水分量 | 購入金額(税抜) |
---|---|---|---|
缶詰パン ボローニャ メープル味 (1ケース24缶) | 2ケース | 18336kcal | 18400円 |
尾西食品 アルファ米 五目ごはん (1ケース50袋) | 2ケース | 37700kcal | 25500円 |
保存水 リセットタイム (1ケース12L) | 4ケース | 48L | 5960円 |
上記例の場合、ケース単位の購入を想定すると購入額は49,860円+消費税+送料となるので、おおよそ6万円弱の費用になります。※価格は、当店で購入できる価格を記載しています。
備蓄スペースの事情を考えた選び方
企業で購入する場合、非常食はほとんどケース単位で購入することになります。それほど大きなものはありませんが、置き場所に困ることのないように、予めケースの大きさも確認しておきましょう。以下、人気の非常食と保存水のケースサイズと重量を表にしてみました。
商品名(入数) | 横幅 | 奥行 | 高さ | 重量 |
---|---|---|---|---|
缶詰パン ボローニャ (1ケース24缶) |
48.0cm | 32.0cm | 12.8cm | 約4.20Kg |
尾西食品 アルファ米 五目ごはん (1ケース50袋) |
42.2cm | 30.7cm | 19.8cm | 約6.15Kg |
保存水 リセットタイム (1ケース12L) |
32.3cm | 18.5cm | 31.5cm | 約12.0Kg |
このように見ると、当然ですが水が一番重いですね。非常食の重量も検討した方が良いかも知れません。中には、非常食でも1ケース10Kgを超えるものもあります。社内に女性や年配の方の割合が多いと、移動が大変になります。
当店オススメの非常食
カロリー | 1食 377kcal |
---|---|
保存期間 | 5年 |
入数 | 50袋入り |
ケースサイズ | W42.2×D30.7×H19.8cm |
ケース重量 | 約6.15Kg |
一番人気。尾西食品のアルファ米は、炊きたてご飯の美味しさをそのまま急速乾燥させた非常食。全12種類の味があり、中でも五目ごはんはカロリーが高め。お湯または水が必要です。
カロリー | 1食 384Kcal |
---|---|
保存期間 | 7年 |
入数 | 100袋入り |
ケースサイズ | W60.0×D32.0×H29.0cm |
ケース重量 | 約12.1kg |
7年保存できるのが魅力の非常食レスキューライス。ドライカレーはカロリーも高くて100袋入りと、備蓄しておけば長期間入れ替えの手間が省けます。お湯または水が必要です。
カロリー | 1缶 382kcal |
---|---|
保存期間 | 5年6ヶ月 |
入数 | 24缶入り |
ケースサイズ | W48.0×D32.0×H12.8cm |
ケース重量 | 約4.20kg |
缶詰パンの中では圧倒的人気があるボローニャ。人気の理由は、デニッシュ特有の優しい甘さとしっとりとした食感が、非常食でも味わえること。もちろん、カロリーも十分。またケース重量が軽いのも◎ ※缶切り不要
容量 | 1本 2L |
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保存期間 | 7年 |
入数 | 6本入り |
ケースサイズ | W32.3×D18.5×H31.5cm |
ケース重量 | 約12.0Kg |
リセットタイムは、非加熱でボトリングした保存水。ミネラルや、天然水本来の美味しさが生きたままなのが魅力。硬度83と軟水なので誰でも飲みやすく、人数の多い企業の備蓄に最適。500ml×24本タイプもあって、そちらはケースサイズが小さ目。