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【剣道】面タオル(面手ぬぐい)のオリジナル制作【全国対応】
剣道で使用する面タオルを制作します。機械によるプリントではなく、職人による本染めで本物の面タオルを納品します。面タオルは剣道防具の一部です。剣道道具の基本的なアイテムだからこそ、こだわりの面タオルをお届けします。
[ 目次 ]
剣道面タオル【制作事例】
当店で制作させて頂いた、剣道面タオルの制作例を、一部ご紹介します。
「兵庫県立加古川南高等学校 剣道部」様からのご依頼
岡生地に反応染めをした面タオルです。裏抜け80%ほどです。パッと見では100%との違いはほとんどわかりません。
「九州国際大学」様からのご依頼
本染め(注染)による、裏抜け100%です。生地は茶系でも赤を若干含む、落ち着いた趣のある色で制作しました。
「福岡神武館」様からのご依頼
緑の生地に黒の筆字、落款印を赤色で制作。こういった色の使い方も、伝統的な雰囲気を出しながらも映えます。
「戸畑高等学校 剣道部」様からのご依頼
暗めの紺色に白抜き筆文字での制作です。生地全体を染めず、縁取りが出るように制作することもできます。
「福岡清龍会」様からのご依頼
鮮やかな青に、白抜き筆文字のシンプルな面タオル制作です。青がとにかく綺麗です。
「北九州市立 若松中学校」様からのご依頼
こちらは深みのある赤に、白抜き筆文字での制作になりました。
「武道具ムサシ」様からのご依頼
白生地に、紫の入った紺色の筆文字で染めた面タオルの制作です。白生地なら、どんな色の筆文字でも合うのが魅力ですね。
剣道面タオル制作【受付枚数】
業者によって異なりますが、面タオル制作の受付枚数は「一般的には100枚以上の枚数から受け付けているところが多い」です。しかし、これだと剣道道場やチームなどでは枚数が多すぎます。
当店でも、数十人分で制作したいというご要望が多いことから、100枚以下の少ない枚数でも承っております。(100枚未満の場合は、反応染め又は顔料プリントでの制作になります)
受付枚数 | 100枚未満 (反応染め・顔料プリントのみ) |
100枚以上~ (本染め・反応染め・顔料) |
---|---|---|
メリット | 剣道道場やチームの人数分に合わせて作ることができます。 | 1枚あたりの費用が安くなります。例えば、剣道大会等でたくさん作りたい場合に最適です。 |
デメリット | 1枚あたりの費用が割高になります。 | 小規模な剣道道場やチームの場合、どうしても余りが出やすくなります。余った分は、ストックしておいても良いと思います。 |
100枚未満の制作では、反応染めがおすすめです。裏抜け80%でもほぼ気になりません。詳しくは、こちらの動画をご覧ください。
剣道面タオルの生地とサイズ
剣道で使う面タオルの生地は、基本的に綿100%の生地です。綿素材は、肌触りが良く、吸湿性に優れているため、汗をしっかりと吸い取れます。また、繊維が柔らかいため、肌に優しく着用感も良好です。ケガをしたときの止血にも使われます。
生地の種類 | 岡生地・文生地から選べます。岡生地は、糸が細くて「しなやか」なため人気ですが、生地の在庫がないことがあります。 | |
---|---|---|
生地の素材 | 綿100% | |
面タオルのサイズ | 岡生地 | 文生地 |
100×35cm | 100×33cm |
岡生地とは?
高級な細い糸を使うので、1枚の生地に使用する糸の本数が多くなり、密度の高いあみ目になります。しなやかで柔らかい触り心地です。編み目が細かいため、色が綺麗に染まりやすいのも特長。伝統と趣のある生地なので、剣道大会やチームでの本格的な使用に最適です。ほとんどの場合、剣道で使用する面タオルは岡生地が選ばれます。
文生地とは?
太めの糸で編まれた目の粗い生地です。太めといっても一般的な糸の太さ。若干、ザラッとした触り心地です。ピシッとした厚い生地になるのが特長。どちらかと言えば剣道の面タオルより、ノベルティグッズ向き。岡生地が品薄のため、その代用品として選ばれることの多い生地でもあります。価格は若干安いものの、岡生地とほぼ変わりません。
本染め(注染)・反応染め・顔料プリント【染め方】
当店では、主に3種類の染め方でご対応しています。納期目安は、ご入金・デザイン確定後から数えた日数です。
– | 本染め(注染) | 反応染め | 顔料プリント |
---|---|---|---|
特長 | 剣道用の面タオルに、古くから用いられている日本の伝統的な染色技法です。 | 反応染料を使って化学反応を起こさせ、布上に色を固着させる染色方法です。 | 布の表面に顔料インクを乗せて柄を出す方法です。 |
メリット | 熟練職人の丁寧な仕上げになります。1枚1枚、微妙に違う美しい色合いや風合いが素晴らしく、色あせもしません。 | 本染めよりも細かいデザインに対応できます。染料が生地の中まで均一に染み込むので発色も綺麗です。 | 安価で納期も早めです。当店では、顔料インクでもある程度裏抜けを出すことができます。 |
デメリット | 細かい線は潰れてしまいます。色がイメージ通りにならないことも。逆にこれを風合いと捉えることもできます。 | 裏抜けが100%になりません。 | 顔料インクは粘性があるので、プリントするとタオルを触る感触が固く感じます。裏抜けは100%ではありません。 |
裏抜け具合 | 100% | 70~80% | 60~70% |
受付枚数 | 100枚から | 制限なし | 制限なし |
納期目安 | 50日程度 | 30日程度 | 20日程度 |
使用する色数について
1色で制作したい場合、「文字に色を付けるか」または「生地全体を染めて、文字だけ染めずに白抜きにするか」の2パターンがあります。また、2色以上で制作したい場合は、できる限りデザインデータまたは資料などを添付してくださると納品までスムーズです。
1色(文字染め) | 文字に色を付ける |
---|---|
1色(生地染め) | 生地全体を染めて、文字だけ染めずに白抜きにする |
よくあるご質問
インクの種類・色指定の注意点など
色を指定する場合「DICで指定」または「すでにある実物を郵送頂く」の2パターンになります。
DICとは、当店とお客様で、色の認識にズレがでないようにするための色見本です。DIC番号で色を指定します。白と黒に番号はありません。以下の色見本は、お使いのモニターやスマホで見える色が若干違ってきます。予めご了承ください。
正確な色にこだわる場合
「実際のDIC色見本帳を見て指定する」または「出したい色の現物を当店まで郵送頂く」必要があります。
色見本 | カラー | DIC番号 | CMYK |
---|---|---|---|
黄色 | DIC125 | C:0 / M:14 / Y:100 / K:0 | |
山吹色 | DIC164 | C:0 / M:38 / Y:95 / K:0 | |
オレンジ | DIC161 | C:0 / M:64 / Y:100 / K:0 | |
黄緑 | DIC170 | C:31 / M:0 / Y:95 / K:0 | |
緑 | DIC643 | C:100 / M:0 / Y:86 / K:0 | |
深緑 | DIC389 | C:98 / M:62 / Y:95 / K:0 | |
ライトブルー | DIC2175 | C:67 / M:0 / Y:6 / K:0 | |
水色 | DIC179 | C:100 / M:0 / Y:0 / K:0 | |
青 | DIC641 | C:100 / M:60 / Y:0 / K:0 | |
紺色 | DIC433 | C:92 / M:58 / Y:8 / K:45 | |
薄紫 | DIC2204 | C:32 / M:36 / Y:0 / K:0 | |
紫 | DIC147 | C:63 / M:100 / Y:0 / K:0 | |
薄ピンク | DIC25 | C:0 / M:49 / Y:8 / K:0 | |
ピンク | DIC584 | C:0 / M:65 / Y:0 / K:0 | |
濃ピンク | DIC558 | C:8 / M:100 / Y:0 / K:0 | |
赤 | DIC158 | C:0 / M:97 / Y:95 / K:0 | |
臙脂(えんじ) | DIC196 | C:30 / M:100 / Y:70 / K:0 | |
薄茶色 | DIC336 | C:25 / M:50 / Y:100 / K:0 | |
茶色 | DIC646 | C:40 / M:89 / Y:100 / K:0 | |
こげ茶色 | DIC647 | C:88 / M:92 / Y:100 / K:0 | |
ダークグレー | DIC653 | C:64 / M:57 / Y:52 / K:0 | |
ライトグレー | DIC651 | C:35 / M:29 / Y:28 / K:0 | |
白 | – | – | |
黒 | – | – |
顔料インクは粘性があるので、インクが乾くとタオルが固く感じられます。特に、文字白抜きのベタ柄にする場合、生地全体にわたってインクが使われるため、特に固く感じます。
例え柔らかい岡生地でも顔料インクを使うとその特性上、固くなりますので、予めご了承ください。気になる方は、染料(本染めや反応染め)を選ぶのがおすすめです。
黒の染料(硫化染料)を使用して染色した面タオルを、一度も使用せず長期間置いておくと、硫化染料に含まれる硫黄が化学反応を起こして生地が非常に弱くなり、紙の様にボロボロになることがあります。
線の太さは1.5mm以上必要です。線が細すぎると、印刷デザインの細かい部分が潰れてしまいます。
その他
岡生地を作っている職人が高齢で引退したり、その関係で会社が廃業、製造するところが少なくなっているといった理由があります。
料金表(税込)
岡生地での料金目安(税込)です。ほとんどの場合、岡生地での制作依頼が多いです。文生地をご希望の場合は、お見積りください。版の保存期間は約3ヶ月です。
岡生地 | 色数 | 20枚 | 30枚 | 50枚 | 100枚 | 150枚 | 200枚 | 版代 ※1版ごと |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本染め(注染) | 1色 | – | – | – | @1,100 | @1,045 | @935 | 19,800 |
2色 | @1,320 | @1,265 | @1,155 | |||||
反応染め | 1色 | @1,650 | @1,540 | @1,320 | @1,100 | @1,035 | @836 | 11,000 |
2色 | @1,870 | @1,760 | @1,540 | @1,320 | @1,210 | @1,056 | ||
顔料プリント | 1色 | @1,529 | @1,430 | @1,210 | @880 | @792 | @748 | 7,700 |
2色 | @1,749 | @1,650 | @1,430 | @1,100 | @1,012 | @968 | ||
デザイン料 | 5,500円(データ支給あり 3,300円) | |||||||
たたみ代 PP袋 |
無料 | |||||||
送料 | 地域と枚数による |
※1版とは?
1版=1色のことです。例えば、生地全体を緑色にして黒文字を入れる場合「2色」使うので「2版」となります。上記の表に従うと、岡生地・反応染めで2色使う場合、版代は11,000×2=22,000円となります。